スマホ専用SNS『Path』が面白い

最近、「Path」というSNSにはまっています。

このSNS、なにが魅力かと言えば「ないものづくし」なこと

  • 友達は150人しか登録できない
  • 特定の話題について語り合う「コミュニティ」みたいなものはない
  • ゲームももちろんない
  • PC向けサイトはない(個別投稿のパーマリンクはある
  • これといった装飾もできない

とにかく、なにもない。しかし、逆に機能があるものはとことん作り込まれています。位置情報の投稿などは、Foursquareよりも使いやすく指定する事ができます。

そしてなにより、デザインが非常に良い。タイムラインも美しい演出で閲覧できますし、投稿周りも気持ちよく触ることができます。FacebookやTwitterが「Webをそのままアプリにしました」という方向性なのに対し、アプリ専用だからこそ、しっかり作り込みましたという印象。

友達を絞ることで、気兼ねなく投稿できる

登録できる友達の数が限られているため、否が応でも友達登録する人の数は限られてしまいます。しかし、そのために投稿は気兼ねなく行うことができ、「これは公開しちゃダメな情報かな」とか「こんな言い方したら叩かれるかな」などと気を使う必要なく、居酒屋で友達と話しているのと同じような感覚で、気軽に投げ込むことができます。(もちろん、最低限のマナーは必要です

これが非常に気持ちよい。いつ寝て、いつ起きたのか、なにを食べてどこに行き、どんなことを感じているのかをみんなが投げ込んできます。Twitterとも Facebookともちょっと違う、「いつもの、その人」を感じられるSNSとでも言えるでしょうか。

これが、TwitterやFacebookよりも「優れている」というわけではなく、住み分けの選択肢としてありだと思いました。

外に出ていくインタフェース

Pathに投稿する気になる、もう一つの理由は、「他サービスとの連携」です。例えば位置情報は、Foursquareに同時に投稿することができます。つぶやきは、FacebookにもTwitterにも投稿できます。つまり、ここで、つぶやきをコントロールすることができるのです。

例えば、Facebookに Twitterのつぶやきを「流し込む」連携は良くありますが「出て行く」連携はなかなか珍しいです。

「このつぶやきは誰に見られてもいいから、Twitterに投げちゃおう」とか、「これは、Pathの仲間にだけ見せよう」とか「ここにいることは、みんなには内緒だけどPathの人たちなら大丈夫」などという具合に、投稿するときにPathを起点にして、情報のオープン度をコントロールできます。

そのため、とりあえずPathを起動して一言つぶやくというのが習慣化してきました。

シンプルな「起点SNS」として成長して欲しい

Pathが今後どのような開発を行うのか分かりませんが、ぜひこの「シンプル」で「他のサービスの起点となる」という部分は踏襲し、優れたUIをより洗練させて欲しいと思います。

Twitter、Facebook、Foursquare。乱立するSNSと連携して投稿を投げ込むことができ、本当に限られた友達だけに共有する情報もある。そんな気軽なつぶやきツールとして、アクティブに使い続けていきたいと思います。

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