設置が超簡単な WiMAXホームルーター『URoad-Home』

モバイル通信として有名なWiMAXが、ホームルーターを発売したと言うことで、テストユーザーとしてお借りすることができたので、早速使ってみました(金銭は頂いていないので、純粋な感想です)。

箱は、ちょっとAppleを彷彿とするシンプルな化粧箱。

箱の中も、本体とケーブル類の他、簡易なマニュアルが入っているだけのシンプルな構成です。

さて、使い方ですが、本体と電源ケーブルをつないでしばらく待ちます。すると、ランプが点灯するので、後はWi-Fiの接続ポイントとして、アクセスポイントを選ぶだけ。(本体裏のシールに、標準の名前が記載されています)

確かにつながりました。拍子抜けするほど簡単です。

速度などは、通常のWiMAXと同様です。少し心配だったのは、建物の中でしかも、我が家はコンクリート造のマンション。Softbankの電波が圏外となるような立地のため、WiMAXの電波が届くかが心配でした。結果は、普通に窓際でもない机の上に置いても、十分届いています。

また、ホームルータならではの点としては、同時接続数が10台までと大きいことと、有線LANのポートがついているため、無線LAN非対応のDVDプレイヤーやデジタルテレビなども、これに接続することができます。

一応、iPhoneの SpeedTestというソフトで速度を計測してみました。

ダウンロード速度: 2.50Mbps
アップロード速度: 0.15Mbps

これがWiMAXとして早いのか遅いのかの判断がつきませんが、スマートフォンなどでサイトを見る程度であれば、十分と言えます。

電話回線を引いていない一人暮らしの方などに?

ということで、まずはファーストインプレッションですが、とにかく設置が簡単なのは楽で良いです。固定回線で光を導入した場合などは、業者さんが自宅に来て工事をして、ケーブルを壁につないで・・といった作業が必要なので、そこまで速度を求めない一人暮らしの方などは良いかもしれません。

また、回線速度はムービーを試聴したり、ファイルを激しくアップロードするような用途には適していませんが、高速回線のWiMAX 2なども開発中ということなので、今後に期待という所でしょう(とはいえ、このルータはサービスが始まっても非対応となるでしょうが・・)

ただ、ホームルータというところで先のような利点はあるものの、バッテリーを搭載していないためAC電源を抜くことができません。外に持ち出すことはもちろん、ちょっと場所を移動することもできないのは、モバイルルータよりも不便な気もしました。

WiMAXを家庭でも利用して欲しいというメッセージが込められた製品であると思いますが、今後はもう少しホームルータとしての機能を拡充し、例えばリモートハードディスクを内蔵するとか、モバイルルータとペアリングをするなどして、外出先から簡単に家庭内のパソコンにアクセスできる仕組みを作るなど、「ホームルーターならでは」の機能が増えてきたら、面白い製品になる気がしました。

URoad-Home

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