私の場合、外出が多いので iPhoneのマップアプリに頼りきりです。
iPhoneのマップアプリと言えば、「マップ」というアプリのいわゆる「Googleマップ」が標準ですが、私は次のような理由から使っていませんでした。
- 場所が不正確な場合がある(住所が誤認識されたり、場所が曖昧なときがある)
- 電車の時刻が非常に曖昧
そこで、月額 300円を払って NAVITIMEを利用していました。概ね満足だったのですが、若干重かったり PC版の NAVITIMEが微妙に使いにくい部分もあり、試しに「Yahoo! ロコ」を使ってみました。すると、これが神レベル。
ただし、Yahoo! ロコは現在いろいろ試したり作り替えたりしているのか、若干状況がばらばらしています。単体のアプリなどだと不満が残るので、(今のところの)うまい組み合わせ方を紹介しましょう。
Webアプリで場所検索
まず始めに、行きたい場所があったらYahoo! JAPANにブラウザでアクセスします。サービス一覧から「地図」を選びましょう。そして、行きたい場所を検索します。住所などでも良いでしょう。
見つかったら、出てきたアイコンをタップしてさらにランドマークや飲食店などであれば、その名称をタップします。すると、そのランドマークの詳細情報が表示されます。
ここには、営業時間や定休日、クチコミなどが表示されます。これらはホットペッパーから情報提供を受けているようなので、かなり正確と言えるでしょう。行ってみたら休みだったなんていう事態を防ぐことができます。
キープ
ここでポイント1。目的地は「キープ」ボタンをタップしてキープリストに登録しておくと良いでしょう。後でアプリと連携することができます。(Yahoo! IDでのログインが必要です)
路線情報を見る
地図に戻ったら、改めて検索結果のアイコンをタップして出てくるタブを開いて、「路線情報で経路を調べる」をタップします。
「現在地から出発」を選べば、GPS情報を利用して簡単に経路を調べることができます。
この時、便利なのが「一本前」「一本後」というボタンがあるため、駅に早く着きすぎた場合などに簡単に補正することができます。
各駅には「駅情報」というボタンもあり、これをタップすればその駅のトイレ有無、エレベータ有無なども記載されていて、さらには時刻表を見ることもできます。
近くに来たら「Yahoo! ロコ地図」
このように、Web版もYahoo! ロコもかなり便利なのですが、さすがに駅に着いてから細かい目的地に行くには、Web版では非力です。そこで活躍するのが「Yahoo! ロコ地図」。無償で配布されています。
アプリを起動したら、最初にYahoo!アカウントでログインしておきましょう。そして、右下の「・・・」ボタンをタップして「キープ一覧」メニューを選びます。
すると、先ほどキープしておいた場所が表示されるので、これをタップします。さらに左上の「案内開始」をタップすると、随時GPSの情報を拾いながら次の交差点までどの位か、右折なのか左折なのかを示してくれます。
(ARモードをタップすると、カメラを通してiPhoneの画面上に目的地を表示してくれますが、ちょっと実用的ではありませんでした)
これで、迷うことなく目的地までたどり着くことができます。
キープは PC版のYahoo!地図でも
なおこのキープは、PC版のYahoo!地図でも共有することができます。そのため、PCで作業しているときに明日の目的地などをあらかじめキープに入れておけば、iPhoneからはタップ操作だけで目的地をセットすることもできます。
情報の細かさがとにかく素晴らしい
iPhoneの「マップ」は、その操作性はさすがアップルのプロダクトで、地図の精度は Googleさすがといえますが、やはりいずれもアメリカの企業なので、日本の鉄道事情などは考慮されていません。
iOS 6からは、アップル独自の地図サービスなどが提供されるようですが、こちらもやはり日本国内の情報提供などについては、期待できないかもしれません。
その点、Yahoo! JAPANの日本の事情に配慮した鉄道の情報提供、リクルートなどの大企業との連携によるお店の情報などのきめ細かさなど、非常に日本らしいサービスに仕上がっています。
もう少し「Yahoo!ロコ」のアプリが整備され、現在「地図」「乗り換え」「サーチ」と3つにばらばらに提供されている上、どれも各機能が中途半端という状態を克服し、一本のアプリで総合的に検索ができるようになれば、完全に神アプリとなるだろうと思います。期待しています。
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