Operaが WebKitベースのブラウザ「Ice」を開発中

Operaといえば、WebKit、IE、Firefoxに次ぐ独自のブラウザとしてPCや、ゲーム機などにブラウザを提供しています。しかしこの度、新しいスマートフォン向けWebブラウザ「Opera Ice」を発表し、そこではこれまでのOperaと異なり、WebKitをベースにすることを発表しました。

動作デモが「Pocket-lint」というニュースサイトに掲載されています。

といって、Opera本体を WebKitベースにするというわけではなく、スマートフォンブラウザの製品として「Ice」という名称をつけているようです。曰く

“Opera mini is great, but it is not a fully-fledged offering like Chrome or Safari. There are too many sites it doesn’t work with.”

とのことで、「Opera miniは素晴らしいブラウザだけど、Chromeや Safariのようにしっかり使えるブラウザではない。動作しないサイトが多すぎる」といった意味になるでしょうか? スマホ向けにしっかりとした製品を提供できていなかったことが悔しいようです。

確かに、iOSは制限が厳しすぎてサードパーティブラウザを提供するのは絶望的な環境ですし、Androidには「ブラウザ」の他に、Chromeが提供されてしまっていて、デスクトップ版と強く連携するため、このままではデスクトップ版の Operaのシェアにも影響を及ぼしてしまいそうですからね。良い判断なのかも知れません。

なお、Opera Iceは 2013年 2月にリリースされるのだとか。また、3月には Opera本体もバージョンアップするとか? 今後も目が離せません。

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