ちゃんとブログ。

たにぐち まこと 2013/09/01 07:36 ( 2013/09/01 07:36 )

『WordPressをちゃんと使うための教科書』の作り方 – 構成編

2013年 8月 28日、たにぐちまこと は「WordPressをちゃんと使うための教科書」という書籍を出版させていただきました。

本書は、すでに多くの種類がある「WordPress」の入門書の中で、「ちゃんと使える」という事を目標に、じっくりと学習できるような内容を厳選して執筆しました。

まずは、「構成」について。本書は 7章から構成されます。

Chapter 1 知識編 WordPressを始める前に

WordPressはインストールが非常に簡単で、レンタルサーバーによっては「簡単インストール」といった機能でワンクリックで使い始めることができたりします。

しかし、このような簡単なしくみは、いざトラブルに遭ったときなどに原因が掴めずに途方に暮れることも少なくありません。それは「しくみ」が分かっていないため。

そこで、このChapterでは、WordPressがどういうしくみで動作しているのか、PHPとはなんなのか、Webサーバーとはなんなのか。そんな、「Webの基本」をイラストを交えてしっかりと解説しました。

Chapter 2 準備編 環境を準備しよう

この Chapterでは、WordPressのセットアップを行います。さまざまな方に対応できるように、進め方を工夫しました。最初に「チャート」を準備して、これから作るサイトが「練習用」なのか「公開用」なのか、自分の環境が Windowsなのか OS Xなのか、レンタルサーバーはすでに契約できているのかといった、ケース別に必要となる箇所を示しながら、進めていくことでスムーズに設定ができるように工夫しました。

Chapter 3 初級編 学習用テーマで作るブログサイト

まずは、WordPressでのサイト構築をする時の手順を紹介しています。本書のメイン部分の1つと言えますが、本書で気をつけた点は「設計を重視する」という事。

WordPressは、セットアップが終わればすぐに記事を書き始めることができ、公開することができます。しかし、そうして気軽に始めたサイトが、ゆくゆく大きくなって行くにつれて、「カテゴリーが増えすぎてしまった」とか「これは固定ページで管理するべきではなかったかも」とか「タグってなにに使うんだったのか」など、後悔することも多々あります。

「投稿」と「固定ページ」、「カテゴリー」と「タグ」の違いなど、その役割や特徴をしっかりと理解してサイト設計をすることが重要と考え、ここでは「設計シート」なども活用しながら考えていくことができるように工夫しました。

Chapter 4 実践編 オリジナルテーマを使ったビジネスサイト

いよいよここからは、PHPを利用して WordPressのテーマを1から構築するという方法を紹介していきます。WordPressを利用した実際の業務では、既存のテーマをカスタマイズして利用するということはほとんどなく、HTMLを作ってからWordPressを組み込んで利用し、完全にオリジナルのテーマで構築をしていくことになります。

本章では、デザインやHTMLを作るときに気をつけるべき点や、「テンプレートタグ」の組み込み方など、簡単な例を通じて紹介していきます。

ただ、本章は意外と「軽い」感じで進んでいきます。できあがったサンプルもそれほど本格的なものではありません。

それは、「挫折」する方を防止するため。このようなチュートリアル形式の書籍の場合、途中でうまく行かなかったり、理解できなくなると、その後の手順がまったく追えなくなってしまうことが、よくあります。

そこで、本書では応用的な内容はすべて Chapter 6に集約し、ここではあくまでも手順を追うだけのライトな内容に終始しました。

Chapter 5 学習編 WordPressで使う PHPを学ぼう

ここでは、前章の内容を受けてPHPの基本的な知識を紹介しています。WordPressは簡単なカスタマイズならコピーペーストで対応したり、さまざまなWebサイトで学べるTipsを組み合わせて対応することができますが、いざなにも情報がないようなカスタマイズをしようとすると、とたんに分からなくなってしまいがちです。

そこで本章では、そんな「基礎体力」を身につけられるようにPHPのことをしっかりと紹介しています。次の、Chapter 6 を読んでいただく前に、ぜひともしっかり読んで欲しい章です。

Chapter 6 応用編 WordPressを使いこなそう

この章が、本書ではメインとなる章です。これまで、たにぐち まことが「よくわかるPHPの教科書」「よくわかるJavaScriptの教科書」で培ってきた、「短いサンプルを徹底的に解説する」というスタイルを踏襲し、20個程度のテクニックを紹介しています。

各テンプレートタグの使い方、応用的な使い方の他、「カスタムフィールド」「カスタムポストタイプ(カスタム投稿タイプ)」「カスタムタクソノミー」など、WordPressで便利だけど分かりにくいという機能についても、詳しく紹介しています。

本章は各節が独立して存在しているため、流して読んで頂くこともできますし、分からない節はとばしてもOK。あとからそのテクニックが必要になったときに、その場所だけ読み返すこともできます。

Chapter 7 運用編 WordPressをうまく運用しよう

本章は、読者のターゲットが異なり、「WordPressでサイトを運用する方」向けです。WordPressの基本操作についてはもちろんですが、記事を書くときに気をつけたい点、例えば「空行は適切に入れて、本文を読みやすくする」とか「見出しを適切に立てて、リズム良く」など、文章の書き方などでも気をつけたい点を記載しています。

もし、Web制作会社の方や、クライアントから依頼を受けてWebサイトを制作するようなクリエイターの場合、本章はぜひ切り取ってクライアントさんにお渡ししてあげて下さい。操作マニュアルとして、活用して頂くことで、WordPressを使ったサイト運営がスムーズに行えるようになればと思っています。本章については、サポートサイトでPDF配布もされていますので、自由に配布してご利用下さい。

以上、構成編について紹介しました。本書がWordPress学習の一助になれば幸いです。