構成編、付録編 と続いた本ブログですが、最後は「学習用テーマ」について。
本書の Chapter 3, 4では、筆者が制作したオリジナル WordPressテーマである「学習用テーマ」というものを利用します。このテーマは、どなたでも利用することができ、次のサイトからダウンロードすることができます。
このテーマは、見た目は非常に地味で、とてもそのままでは利用できるものではありません。本当はきっと「カスタマイズすればそのまま使える!」みたいなテーマの方が、書籍としての見栄えも良くなるとは思いつつ、本書は「実用性」だけを考えて、このようなテーマにしました。
学習用テーマは、エディタで内容を見て頂くと、他のテーマとの違いが分かります。例えば、header.phpを開くと次のような内容になっています。
<?php
/*
ヘッダーモジュール
各テンプレートファイルから「get_header()」テンプレートタグで呼び出されます
*/
?>
...
<?php wp_head(); ?>
<?php if ( get_header_image() ): // ヘッダー画像があれば差し替える ?>
<style>
.site-header header {
background: url(<?php echo get_header_image(); ?>);
color: #<?php echo (get_header_textcolor() ? get_header_textcolor() : '333'); // 三項演算子を使って、「文字色」の指定がある場合は使い、ない場合は標準を使います ?>;
}
</style>
<?php endif; ?>
こうして、テンプレート内のテンプレートタグについて、できるだけ細かく解説を加えるようにしました。
このテーマを使って、本書の手順に従い、さまざまなカスタマイズを試して行くうちに、テンプレートの作りや、テンプレートタグの使い方を学んで頂き、「1から」テーマを作れるようになるというのが本書の目的です。
とはいえ、もちろんカスタマイズをして使って頂くこともできます。本書のサポートサイトは、CSSの変更は少ししていますが、テーマ自体は基本的に学習用テーマを使って作っています。
シンプル故に見栄えはしませんが、その分しっかり学習をサポートできるテーマ、それが「学習用テーマ」なのです。ぜひお供にして頂ければ幸いです。
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