HTML5アプリがさくさく作れる Monacaがスゴい

Monaca

「Monaca」は、HTML5でスマートデバイス向けのアプリが作れるプラットフォームです。

筆者も誕生当時に少し触ってはいたのですが、その後劇的な進化を遂げて、非常にパワフルなツールになっていたため、紹介していきましょう。

クラウドベースの開発環境 + WebDAV + ローカル環境

開発は基本的に、Webブラウザ上のエディターで行います。これがかなり作り込まれていて、コードヒントはもちろん、Emmetも(基本的な機能は)搭載されています。

また、WebDAVでアクセスすることもできるため、使い慣れたエディターで編集することもできますし、2014年末からは Monaca Localkitというローカル環境で開発ができるソリューションも提供されはじめました。

Chromeアプリ、Windows 8アプリも開発可能

HTML5アプリの特徴としては、iPhone / Androidのマルチプラットフォームアプリが作れることですが、Monacaは加えて Chromeアプリと Windows 8 アプリにも出力が可能です。

Cordovaプラグインや、jQuery Mobileが使える

簡単な手続きで、Cordovaプラグインや jQuery Mobileなどが利用できます。

Onsen UIもなかなかのでき

Monacaと同じアシアル社がオープンソースで開発している、スマートデバイス向けフレームワークである「Onsen UI」も当然利用できます。これが、なかなか良いできで、シンプルで使いやすそうです。

専用デバッガーの使いやすさが素晴らしい

スマホアプリの開発の場合、実機での確認がなかなか面倒です。しかし、Monacaの場合は Android/iOS向けに専用デバッガーアプリが提供されています。クラウド上で開発中、ファイルを保存するとこのデバッガーに自動的に再読込。その場で動作を確認できます。

しかも、エラーメッセージなどはクラウド開発環境に表示されるので、リモートデバッグが可能。

いずれも、オープンソースを組み合わせただけと言えばそれまでなのですが、逆にこうしてオープンソースをうまく取り入れていることで、非常に安心して使うことができます。

今後、スマートデバイスのパフォーマンスがますます上がるにつれ、ネイティブアプリからハイブリッドアプリや、Webアプリへの移行が増えていくと考えられ、その時 Monacaは非常に良い選択肢になりそうです。

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