Google Chromeで非常に便利な機能の1つに、ファイルアップロードの時に「ファイルを選択」ボタンをクリックして、エクスプローラーやFinderを開くことなく、直接ドラッグドロップしてパスを指定できる機能があります。
しかし、ある時から、この機能が使えなくなってしまい、Chromeのバグかな? 仕様変更かな? などと思っていたのですが、どうやら原因は「ページのズーム」機能を利用していたことでした。
Microsoft Surfaceなどの、高DPIディスプレイを搭載した Windowsマシンでは等倍表示だと、各パーツが小さくなりすぎてしまいます。そこで筆者の場合、全体のサイズを 125%に設定し、さらに Webサイトはそれでも小さくて見にくいので、Google Chromeの「ページのズーム」の設定で、こちらも 125%に設定していました。
この設定をしてしまうと、「ファイルを選択」ボタンにドラッグドロップができなくなります。
一時的な対処法
これを根本的に解消するのは、Google Chromeがこの現象(バグ?)に気がついて解消するのを待つしかありませんが、現状では、次の方法で回避することができます。
- ページを閲覧中、ファイルを選択する場面になったら「Ctrlと-」キーを数回押す
例えば、ズームを 125%にしている場合は2回押すと 100%になります。これで、ドラッグドロップができるようになるので、ファイルをアップロードして拡大率を元に戻します(戻す場合はCtrl+0)。
当面、これで凌ぐしかなさそうです。Windowsの高DPIディスプレイは、まだまだ未熟でいろいろと不便がありますね・・