Zoomでセミナーなどを開催するとき、講師のカメラを大写しにしたい場合があります。しかし、Zoomのカメラ部分は解像度が極端に低くなってしまいます。顔だけであれば認識はできるものの、例えばホワイトボードをカメラで写したいとか、書籍のある部分を写したいなどの場合は、荒くて見にくい画面になってしまいます。そこで、「画面共有」を利用すると良いでしょう。
画面共有でカメラを指定
まずは、Zoomで「画面共有」をクリックしましょう。通常この機能や、スライドの共有や閲覧しているウェブブラウザーを他の参加者と共有するのに使われますが、ここで「第2カメラのコンテンツ」というのを使いましょう。すると、接続されているカメラの映像を共有する事ができます。

しかも、ここで共有されるカメラ映像は、先の通常のカメラと違って解像度を落とさずに配信されるため、きれいな画質で共有する事ができます(ただし、フレームレートは低めのようなので激しい動きがある動画は適していません)。
ATEM miniなどのスイッチャーとの組み合わせて、自由なスイッチ操作が可能
このカメラを、ATEM miniなどのスイッチャーからウェブカメラとして入力しておくと、手元のスイッチ操作で複数台のカメラや別のPCの画面なども自由に切り替えながら配信ができます。
より画面を作り込むなら、OBS Studio + OBS Virtual Camera
さらに、画面にテロップを加えたりさまざまな演出をしたい場合は、OBS Studioと連携することもできます。
ただし、その場合は OBS Studioからの映像を Zoomに送信できないため、OBS Virtual Cameraというプラグインを合わせてインストールしておきましょう。
★の手順で Virtual Cameraを起動しておけば、OBS Studioからの映像を配信することができます。
これで、Zoomを使ったセミナーなどでも高画質で映像を配信できます。
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