2020年に購入した書籍のベスト3

2020年にも、たくさんの書籍を購入しました。ここでは、その中でも非常に良かった書籍ベスト3を紹介しましょう。

第1位:PHP本格入門 上下

今年のベスト書籍は、PHP本格入門です。本格入門シリーズは、JavaScriptなども購入していますが、非常に良書が多くて手元に置いておきたいシリーズです。今年発売された、PHPに至っては上下巻を合わせて1,000ページを超える大長編になっています。

しっかりしたサンプルと合わせて解説されているため、かなりしっかり理解することができます。

最初の1冊の入門書として使うには、ちょっと内容が難しすぎるかもしれませんが、PHPをしっかり学習したいと思ったら、まずは購入しておいて必要に合わせて参照するようにすると良いでしょう。

第2位:CSS設計完全ガイド

本書もまた、700ページ超という超大作の書籍で、CSSの設計手法についてを細かく解説されています。

CSSの設計手法には、OOCSSやSMACCS、BEM、PRECSSなど多くの手法が提唱されていて、そのどれもが一長一短あるという状態です。本書の筆者は、これらの各手法を偏りなく紹介された上で、そのベストな方法を積み上げて設計手法を提供されていて、CSSへの深い理解を感じられます。

内容的にはなかなか難しく、CSSの初学者の方では理解が難しいかもしれませんが、実務で利用するようになってきたら、是非手元に置いておきたい良書です。

第3位:世界一わかりやすいWordPress導入とサイト制作の教科書

WordPressの書籍は数多く存在しますが、大抵は「誰でもホームページが作れる」的な入門書が多く、テーマを自分で作ってみたいといった中級者に向けた書籍は、かなり選択肢が絞られてしまいます。

そんな中で、この「世界一わかりやすい〜」は、テーマの制作方法はもちろん、セキュリティ対策やカスタムブロックの開発など、WordPressの開発に必要な知識が網羅されていて、「これまでなんとなく市販テーマを使っていた」みたいなクリエイターが、次のステップに行くには非常に良い書籍と言えます。

2021年も、まだまだWordPressは元気が続きそうなので、ぜひこの機会に学習してみてもよいでしょう。

総評:書籍として残すべき書籍が増えた印象

2020年の総評としては、書籍の数は減ってしまった物の、その分良書が増えたという印象です。一時期、ウェブやプログラミングの分野においては、「書籍を出せば勝ち」というような感じで、共著のムック的な書籍を乱発するというような時代がありました。

内容も薄く、1,2ヵ月で書店から消えていくと言った書籍も多く、なかなか良書に出会えないと言ったことがありました。

しかし近年、そのような場当たり的な知識は、ブログやQiitaなどで簡単に手に入れられるため、書籍を購入する意味を見いだせなくなりました。そこで、書籍にはPHP本格入門の1,000ページ超や、CSS設計完全ガイドの700p超など、ページ数が増えることを恐れずに、1から10までかなりしっかりと解説した書籍が増えた印象です。

数は少ない物の、購入しても損をしたと思えることが少ない年だったのではないかと思います。

2021年には、どんな書籍に出会えるのか楽しみです。

欄外:その他のベスト書籍

2019年発売の書籍のため選外。VSCodeを使うには必携の書籍。

HTML/CSSの書籍で売れに売れている書籍。こちらも2019年発売の書籍だが2020年も快進撃が続いています。

法律の書籍には小難しいものが多いが、ITエンジニアにターゲットを絞った点がGood。

正規表現というマニアックな分野を、マンガで解説する書籍。マンガで解説という書籍は多いものの、大抵はストーリーの繋がりなどがない事が多いなか、本書は著者がマンガのストーリーも考えているということで、マンガ部分でかなりしっかり理解することができます。

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