賢いチャットAIとして話題のChatGPT。筆者も試しに課金をして、あれこれチャットを楽しんでいます。それで、ここまでの結論としては表題の通り、ChatGPTは質問をするよりも、作業を依頼する方が良さげだなと思いました。
知識が古くて、質問には使えない
なぜかというと、ChatGPTは現状では学習データが若干古く、例えば2023年2月時点で「日本の総理大臣は誰?」と質問をすると、菅義偉氏であると回答されます。(実際には岸田文雄氏)

また、情報をまとめて管理している訳ではなく、例えば「店名」と「住所」など関連しているはずの情報がバラバラに管理されているのか、例えば「新宿駅近くのイタリアンのお店は?」といった検索サイトの代わりに使おうと思っても、実在しないお店などが表示されてしまって、現状では使い物になりませんでした。

一番上の「イルポンテ」というお店は、該当の住所はなさそうです(上石神井にはあるようです)。
このあたりは、今後の開発などで解決する問題ではあるものの、いずれにしてもChatGPTの回答が信頼に値しないという点は、ずっと変わりません。
そのため、「実際には自分で知っている知識だが、思い出せない知識」だったり「裏取りすることを前提とした下調べ」にしか使えないかなという印象です。
ちょっとした作業を依頼するには、非常に頼りになる
では、ChatGPTをなにに使ったら良いのかと言えば、ちょっとした作業の依頼にはものすごい力を発揮します。例えば、筆者が最近便利だなと思ったのは、都道府県の一覧をoption
タグで出力するという作業。

いつもなら、都道府県の一覧を取得して、<option>
タグを補完して作ったりしているのですが、一発で全部作ってくれました。
また、CSVデータをtable
タグにすると言った作業も、普段面倒ですがこのあたりもやってくれます。

逆に、<table>
タグからCSVに変換する作業もお手の物。

ただし、ChatGPTは大量のデータを貼り付けると、受け付けてくれません。そんな時は、この作業を行うプログラムを作って欲しいとお願いすると、プログラムコードを作ってくれるので、それを使って処理もできます。

WordPressでいつも面倒な、meta_query
のプログラムを作るのも、日本語で書けばプログラムコードを出力してくれます。

普段面倒な作業や、あいまいな作業はお任せ
という事で、最近は「自分でやるか、ChatGPTにやらせるか」というのを常に判断しながら仕事をしています。面倒だなとか、ちょっと調べないとできないなみたいな作業は、試しにChatGPTに依頼すれば、それっぽいものを出してくれるので、それを元に作業ができて非常に効率が良いです。
とはいえ、もちろんこのあたりも自分にある程度知識があるのが前提です。いろいろなプログラムを作らせたら、正しく動作しないプログラムが出力されるといった事がありました。そんな時は、手直しして利用する必要があります。
便利ですねー。
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